中村古峡記念病院は1929年(昭和4年)の開院以来、精神科単科の病院として活動を続け、2004年に75周年を迎えました。これを機に病棟の全面建替え工事が行われ、2005年12月には240床の療養型病院に生まれ変わりました。内22床は身体合併症を伴った方の為の、介助浴槽を設置した治療ユニットとなっています。
2006年1月 から外来部門に大きな変化がありました。従来からの精神科診療に@女性精神保健指定医による女性のための診察 A心療内科 B心理カウンセラーによるカウンセリング Cリハビリ目的とした整形外科の外来が新たに加わりました。(尚、@Bにつきましては事前の予約が必要となります。) D精神科デイ・ケアは小規模から大規模なものになっています。
当院では今まで、長期入院の方・高齢者・身体合併症を有する方にたいしてリハビリを目的に、作業療法や理学療法に力を入れてまいりましたが、今回整形外科の開設にあたり、外来の患者様にも満足してご利用頂けるように種々の治療機器を導入いたしました。
一人の患者様に対して外来・入院を通じてひとりの医師がついて治療するという、当院の特徴でもある主治医制度はそのまま存続しています。また入院中の患者様に対して担当医師・看護師・作業療法士・理学療法士・精神保健福祉士・心理士等が集まり、多方面からの治療的アプローチを行っていますが、それに応えられるように、医療従事者としての従来からの精神・技術面の習得に加えて、新知識の獲得のために毎月2・3回院内研修会を開いています。また社会復帰・退院に向けての生活指導も個別に行っています。
入院患者様によっては日常生活が金銭管理を含めてうまく出来ないという方もいらっしゃいますが、当院との契約により入院中の物品購買代行・金銭管理・他業者へのクリーニング依頼等を委託することが出来ますので、ご本人はもちろんご家族の方の負担が軽減されます。(尚、外部委託業者とは個人情報保護法に基づく、守秘義務遵守の契約を結んでいます。)
退院後は外来治療のみならず、地域生活・社会生活のサポートのために、必要に応じてデイ・ケアでの治療が行われています。また、諸事情により来院できない患者様のためには、訪問診察、訪問看護、理学療法士による訪問リハビリが実施されています。
心身一如という言葉をご存知の方も多いかと存じます。個人のメンタル面、あるいはフィジカル面だけに目を向けるのではなく、全人的な視点から治療することを当院職員のコンセンサスとして今後も続けていく所存です。当院への受診のみならず、院内の施設見学にもお運び頂けましたら幸甚に存じます。 |