ごあいさつ                         理事長 中村 周二
 
  当院は文学者であり、心理学者でもあった祖父の中村古峡によって創設されました。
 明治14年に奈良県で生まれた古峡は、同郷の先輩 杉村楚人冠を頼って上京、一高を経て、東大文学部で心理学を学び、夏目漱石の門下として執筆、著作の傍ら、大正の中頃から品川の御殿山で心理療法を行っておりました。
 40歳を超えてから東京医専(現東京医大)で医学を学び、千葉大学医学部で精神医学の研究をする一方、昭和4年、自然環境のよい千葉市千葉寺町に有床診療所を開き、後昭和8年に84床の中村古峡療養所をこの地に開設したのが始まりです。
 現在は、中村古峡記念病院に、介護老人保健施設うらら、千葉市あんしんケアセンターうらら、うらら居宅介護支援事業所を併設して運営しております。
 老人保健施設を始めましたのは、寝たきりに近い高齢の患者様が増えたことにより、スタッフの労力が取られ、精神障害の患者様を手厚くケアすることが難しくなってきたからです。老人保健施設完成後は精神病棟内も活発になり、作業療法、理学療法の充実により治療効果をあげることが出来るようになりました。
 また、どちらの施設も私自身が利用したことを想定して施設を設計し、運営に対しては自分の親が利用したら、どのようにしてほしいかを念頭におきケアしていくことを方針としております。家庭で介護することも大事なことですが、設備が整い安心できる施設を利用することは、お年寄りにもご家庭にも精神的、肉体的な負担を和らげ、家庭環境によっても大変重要なことと考えます。
 今後ともご利用下さる方の気持ちになって医療、看護、介護を続けてまいります。
私たち中村古峡記念病院の職員は、
患者様のため、
思いやりの心をもって、
安全で信頼される医療、福祉をめざします。
1. 外来・入院治療のみならず、皆様の地域社会・社会生活をサポートします。
2. 一人ひとりの人権を守り、人格個性を尊重します。
3. 患者様、ご利用者様、ご家族様への十分な説明と、情報提供に努めます。
4. 個人情報とプライバシーの保護を厳守します。
5. 良質な療養環境の保持を心がけます。
6. 職員は医療人として、常に資質の向上に努力します。
  創設者 中村 古峡

1929年(昭和4年) 文学者であり、心理学者でもあった中村古峡により千葉市千葉寺町に数軒の民家を借りて神経症患者の治療を開始。

1934年(昭和9年) 千葉市千葉寺町の道修山と呼ばれる丘の上に「中村古峡療養所」を開設。4棟の病棟を寮と称した。

1949年(昭和24年) 全寮を改造し、中村病院と改称。

1951年(昭和26年) 千葉県内4番目の医療法人として設立認可を受けた。

1996年(平成8年) 中村古峡記念病院に改称

1997年(平成9年) 琴記念館新築、介護老人保健施設「うらら」併設

1999年(平成11年) 在宅介護支援センター開設

2001年(平成13年) 居宅介護支援事業所開設

2004年(平成16年) 創立75周年記念に古峡記念館(1部)新ヒルトップ棟建設。

2006年(平成18年) 千葉市の委託を受けて、
千葉市あんしんケアセンターうらら
うらら居宅介護支援事業所の開設